魂が肉体から離れてから、しばらくはよく分からない場所にいました。
濁った靄(もや)の中にいるようで視界も悪く、肉体的な苦痛もあってこれからどうなるのか不安な気持ちがしました。
なかなか迎えが来ないように感じられました。
それから靄の一部分が緑色になって、そこから天女のような人が2~3人現れました。
そして、私を抱えるようにして靄の中から連れ出してくれました。
視界が開けて虹色の光が見えました。
何もかもが光り輝いている世界でした。
眩しくて目が慣れるまでに時間がかかりました。
遠くのほうに仏様のような方がたくさんいらして、私の身体を天女さんたちが拭き清めてくれているところを見守っていらっしゃいます。
今は、本当に良かったと思っています。
何がと言われても困りますが、本当に良かったと思えるのです。
地上で生活したことも、また今ここにこうしていることもよかったと思います。
これから用意が整ったら、私は仏様の前へ出ます。
そこで何かお話をすることになっているようです。
「良かったです」と話そうと思っています。
「私は私の人生を精一杯生きた」と報告しようと思っています。