Q&A 02気功に関するエピソード

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Q 気功に関する興味深いエピソードがありましたら、教えてください。

A 気功施術を始めて3か月くらい経つと、自分の感覚に自信を持てるようになっていました。
その当時の話です。

ある年配の男性の全身の気を調整した後に、首の付根のあたり(経穴で言う大椎)の気だけがどうもおかしいと感じました。
気がとても強烈に螺旋状に渦巻いていました。

ほとんどの場合は、自分にとって初めて感じる気の感覚であっても、そこに意識を集中していれば、なぜそのような気の状態なのかが推測できるようになっていました。
しかし、この螺旋状の渦巻きだけはどうしても分かりませんでした。
そこで、首の付根に特殊な気の感覚があることをその男性に告げて、この首の付根はどうかしたのかと尋ねました。
すると、男性は「お分かりになるのですね」とお答えになりました。
実は、その男性は鍼の治療にも通っておられて、その箇所に置鍼をしているとのことでした。
確かに鍼灸は中国で古くに生まれた素晴らしい技術ですから、なるほどと納得した次第です。

また、あるママさんバレーの選手もおられました。
その女性は主に膝を痛めていたので、膝に気を当てるということをしていました。
私の場合は、ある特定の場所の改善を求めて来られた方に対しても、最終的には全身の気の調和を図っていく方針です。
その女性には仰向けで気を受けてもらっていましたが、膀胱のあたりがおかしく感じました。
ただ、炎症を起こしている感じでもないし、何か腫瘍のようなものがあるという感覚でもなく、今まで感じたことのない感覚でした。
ですので、どうしても膀胱のあたりで手が止まってしまうのでした。
その時に私が「あれっ?」というような顔をしたと思うのですが、その女性が「先生、分かります? やはりそこおかしいですよね?」と、笑いながらおっしゃいました。
その女性はお手洗いに行きたいのを我慢していることを告げました。
つまり、膀胱が尿でいっぱいでSOSの気を放っていたのです。
お手洗いから戻られた後には、膀胱のあたりの気の状態はほかと全く変わりなく通常の状態に戻っていたのでした。

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